Travel Notes

今日も世界のどこかから

【コロナ禍でも諦めない】ワーホリライフ ”オーストラリア編”

みなさんこんにちは、はじめましてのヨヨです。

気がつけば日本を飛び出し5年が経ちまして、書きたい記事も溜まってはいるものの定期的に更新することができずにブログを何度も閉鎖してきました。

しかし今回、一時帰国をきっかけに、「コロナ禍で海外へ行けない今こそ海外の話を聞いてワクワクしたい!」という友人達に背中を押され、私のやる気スイッチが入りました。

 

目次

1.どんな手段で海外生活しているのか

5年の海外生活のうちの3年間はオーストラリアに滞在していました。そこで周りによく聞かれるのは”どうやって?3年間も?”という質問です。

私は ”Working Holiday Visa” いわゆる ”ワーホリ” と呼ばれる特別なビザ制度を使って滞在していました。

NOOSA, QUEENSLAND

ワーキングホリデービザとは?

通称”ワーホリ”と呼ばれるこのビザでは、協定で結ばれている世界中の2カ国間において、休暇目的・就労を認めている特別なビザです。18歳〜30歳の青年が対象であり、協定国によって可能な滞在期間は異なります。2022年現在、日本と協定国にあるのは26カ国あり、応募・申請制度は国によって異なります。

私が日本からオーストラリアのワーホリ制度に応募したのは2018年10月、数分後にはビザ発給の連絡が来て、渡豪したのは2019年1月。申請はオンラインにて行い、簡単にビザも降りました。数あるワーホリ協定国の中でもオーストラリアのみが持つ特別な制度”セカンドビザ”と”サードビザ”では、ある特定の農林水産業に関わる仕事を特定地域で行うことにより、最大3年間の滞在が認められるという制度です。まさに私はこの制度を活用し、オーストラリアに3年間滞在することが可能だったのです。

2.オーストラリアの住みやすさ

みなさんオーストラリアといえば、何を思い浮かべますか?私は海外渡航前にその国について下調べをすることは全くしません。面倒だからという理由だけです笑。渡豪前は、比較的通年温暖で日本と季節が逆、でっか〜い国、という知識のみで、首都はシドニーだとすら思っていました(偏差値の低さ)。安全面でいえば、過去滞在した15カ国の中で二番目に安心して過ごせる国だと思います。もちろん一番目は日本です。ですがオーストラリアの大自然に埋もれて過ごした日々は、私の人生の中で一番心が休んで落ち着いた生活ができた時間でした。

いつでも暖かい?真夏のクリスマスでしょ?

たしかに比較的温暖な地域ばかりでしたが、3月の南東部で0度を経験したこともありますし、9月の北部で40度を経験したこともあります。日本と季節が逆とはいえ、地域によって気候は様々です。クイーンズランド州で過ごした1年間で、昼間に外で長袖が必要だったことは一度もありません。クリスマスシーズンに友達に会いにメルボルン(ヴィクトリア州)を訪れた際、夏に当たる季節にも関わらず、セーターにコートまで必要でした。ワーホリ予定の方は、到着後に州をまたいで移動することも想定して衣類のパッキングすることをおすすめします。

仕事・お金事情はぶっちゃけ?

ワーキング(就労)とホリデー(休暇)のビザを持って渡豪するのであれば、もちろん遊ぶだけでなくしっかり稼ぐことも可能です。海外にワーホリで行って”しっかり貯金”をして帰国することは可能だということ、ご存じでしたか?特にオーストラリアの時給は世界トップレベル。2022年現在20.33Aドル(約1900円)まで上がっているのです。そしてプラスで、土日祝日は最大倍の時給になることもあり、がっつりシフトに入れるのであれば、日本よりもはるかに稼ぐことが可能です。仕事探しは主に、フェイスブックのグループに参加して見つけたり、友人に紹介してもらったり、大手求人サイトを通して見つけたりしました。ワーカーの入れ代わりの激しい大都市に住む予定の方は、レジュメを直接手渡しして周るのも手段の一つです。

住む地域・住居はどうしてた?

広いオーストラリアは大きく6つの州に分かれていて、(ヴィクトリア、ニューサウスウェールズ、サウスオーストラリア、クイーンズランド、ウエスタンオーストラリア、タスマニア)それぞれ州により天候や見どころはさまざまです。(※細かくは、ACTやNTなどの特別地域や、複数の島々もあります。)寒いのは嫌いで一年中暖かい地域に居たいのであれば北部(ただし夏季の湿度はとても高いです)、冬は寒くていいから夏に暑すぎるのは嫌だという方には比較的涼しいタスマニアがおすすめだったり、住む予定の天候の特徴をおさえておくと良いでしょう。そして地域が決まったら、最も大切な住居探しです。ワーホリメーカー(ワーホリで滞在している人たち)に多いのは主に、シェアハウス・ルームシェアバックパッカーです。一軒家を丸々ワーホリメーカーや留学生や現地の人たちでシェアするシェアハウス、マンション等の同部屋をシェアして住むルームシェア、多くのワーホリメーカーが集うバックパッカーズホステルや、他にはキャンプ場内にあるキャビンハウスなど、選択肢はたくさんあります。3年間8ヶ所の住居に滞在しましたが(数日のみの宿泊は除いてます)、平均的に週150〜200Aドルの家賃代(”レント”と呼ばれます)と、ほとんどどこでも家賃2週間分保証金(”ボンド”と呼ばれ、退去時に返ってきます)を支払いました。住居に関してのトラブルは、残念ながらワーホリメーカーにとって珍しいものではありません。貸出人(”オーナー”と呼ばれます)やシェアメイトとしっかりと契約を結んでおいてくださいね。

3.英語はどう習得したのか

条件さえクリアすれば英語力に関係なく取得できるワーホリビザですが、もちろん行く国・滞在する国の言語ができなければ、日常生活はかろうじて送れても、非常時に困ってしまったり危険なこともあるかもしれません。オーストラリアの公用語英語で、多くの日本人にとっても日本語の次に触れる機会は多くあると思います。私はもともと学生時代からアメリカ留学をしたり、英語専攻を就業していたこともあり、オーストラリアは初めての英語での生活ではありませんでした。ですが、アメリカ英語で学んできた私にとって、オーストラリア現地の方の英語をすんなり聞き取るには時間がかかり少し苦労しました。

使わないことには始まらない!

今英語に苦労している方へ、私が唯一アドバイスできるのは、”覚えたものをすぐ使って!”ということです。私は、英語のリーディング・ライティングの授業をひたすら受け、単語帳・イディオム集をひたすら眺めてきました。ですが、目で見て頭で覚えたその瞬間に、口に出して会話して使わなければ、実際に英語で会話する際にパッと出てくるようにはなりません。日本式の日本国内の英語のテストを満点にする、という目的で勉強する分には分かりませんが、海外で英語で会話したい・英語圏で生活したいという目標がある方は、たった今目で見て頭に押し込んだ英語を無駄にしない為にも、是非声に出して英語を使ってみてくださいね。不安を抱えたまま海外に出るみなさん!英語ネイティブの人たちは、日本人も含めた外国人に完璧な英語なんて求めていません!ただ、不安がって文法を気にしすぎて話す方が、よっぽど相手を困らせてしまいます。学んできたものを信じて、自信を持ってたくさん話しましょう!

国際恋愛で英語力低下?

私には、このオーストラリア3年間のほとんどを一緒に過ごしたパートナーがいます。彼は私と同様にワーホリビザで滞在していたイタリア人なのですが、出会った当初の彼はイタリア語なまりのとても強い英語を話していた為、日に日に私にも変ななまりがでてきました笑。3年経過した今、私はイタリア語に挑戦中の為、英語とイタリア語の単語を混ぜただいぶおかしな英語を使っており、パッと自然に出てくる英語力は落ちていると実感します悲しい!

4.コロナでの影響はあったのか

2020年から始まった世界的なコロナウイルス感染拡大の影響により、オーストラリア内の州移動が禁止になったり、一度日本に帰国してしまうと再度渡豪することが禁止されていたため帰国を躊躇ったりと、不安がある中たくさん考えて悩みました。

ぶっちゃけ帰りたくて泣いてた?

離れた家族や友人とは連絡は取れるとはいえ、大切な人が感染したらどうしようと不安に駆られる日々でした。世界中の国境が閉まり始め、このまま何年も会えなくなるかもしれないと不安にもなりました。終わりの見えなかったこの2年間のコロナ生活が教えてくれたのは、いつでも好きなときに大切な人たちと好きなことができる人生は、当たり前ではない奇跡のような日々だということです。コロナ流行前に友人の結婚式のため、日本滞在48時間という多忙セレブのような弾丸帰国をしたことがあります。今現在も隔離やPCR検査等の壁があるため、時間的にも経済的にも負担はまだまだ減りません。あの頃のような、無計画な思いつきでも、いつでもどこでも大切な人のために飛び回れる世界に戻ってくれますように。

外国人の立場の弱さ?

全世界の多くの人々がコロナの影響により経済的にも厳しくなった中、日本政府は国民に”給付金”を送りましたよね。私の知る限りの周囲のワーホリメーカーは、私も含め、日本から住民票を一時的に抜いていきます。そうしたことにより、給付金の振り込みはされなかったのです。「外国に出たやつは放っておけ」というような発言も見ました悲しいな。一方でオーストラリアでは、「早急に母国に帰国することを推奨する」という傾向にありました。何が言いたいかって、こんな世界規模の緊急事態が起こったとき、やっぱり自国にいた方が安心で、手当の制度もしっかり受けられる。そんなことを目の当たりにして、今までどこにいてもホームシック知らずだった私がしょんぼりしたのでした。

5.まとめ:

それでも海外に居たい理由

え、じゃあもう海外行くのもうやめる?いやそんなことありません。日本国内でも世界中でも、毎日いろんな問題が起きています。たしかに安全基準や生活水準は国によってさまざまで、自分が安心して生活できるということは大切ですが、私はこの目でいろんな世界を見て全身で世界を感じていきたい!このコロナの影響で海外に出ることを諦めなければならなかったたくさんの人、海外で影響を受けたたくさんの人、また海外旅行ができる日を待ち望んでるたくさんの人、みなさんがまた海外に目をキラキラ輝かせてワクワクHOPEを忘れないといいな、と心から思います。